個人使用目的の検査免除枠 完全早見表

15大カテゴリーの検査免除枠、計算ルール、超過時対応、商業 vs 個人使用の境界、実例5件

「個人使用目的の検査免除」とは?

台湾税関では、一部の商品(化粧品、健康食品、医薬品、酒、たばこ)について「商業輸入では登録・検査が必要」という規定があります。ただし、個人が少量を自分で使う場合の利便性を考え、税関は「検査免除枠」を設けています。

  • 枠内:個人使用目的であれば、TFDA / BSMI検査に出す必要はありません
  • 枠超過:商業輸入と見なされ、事前登録 / 検査が必要になります
  • 異常に頻繁:税関の管理対象となり、以後のロットで検査免除枠が取り消されます
検査免除枠 ≠ 関税免除

検査免除とは「検査提出が不要」という意味です。税金は別途必要になる場合があります(課税価格 vs NT$2,000免税枠で判断)。検査免除と免税は別々のルールです。

15大カテゴリーの商品検査免除枠一覧

📋 食品類

カテゴリー検査免除枠計算単位説明
一般食品(ビスケット、スナック)6kg入境1回ごと肉、生鮮、卵類を含みません
乳児用粉ミルク5kg入境1回ごと未開封の正規缶入り
はちみつ5瓶(≤6kg)入境1回ごと検査が必要な場合があります(一部の国)
茶葉1kg入境1回ごと包装が完全なもの
漢方薬材1kg入境1回ごと食品薬物管理署のリスト内である必要があります

🧴 化粧品 / 健康食品 / 医薬品

カテゴリー検査免除枠計算単位説明
化粧品12点同一ブランド同一品目メイク、スキンケア、洗浄用品を含みます
健康食品36本同一人物同一品目ビタミン、魚油、グルコサミンを含みます
医薬品6本 / 2か月分入境1回ごと処方薬は処方箋の添付が必要です
医薬部外品相当の化粧品(日焼け止め、染毛剤、美白、抗しわ)12点同一ブランド同一品目商業輸入ではTFDA登録が必要です
乳幼児用バス / スキンケア12点同一ブランド同一品目化粧品分類に属します

🍷 たばこ・酒類

カテゴリー検査免除枠計算単位説明
酒類1リットル入境1回ごとビール、ワイン、蒸留酒を含みます
紙巻たばこ200本(1カートン)入境1回ごとたばこ酒税免除枠
葉巻25本入境1回ごとたばこ酒税免除枠
刻みたばこ1ポンド(454g)入境1回ごとたばこ酒税免除枠

⚡ 電子製品(BSMI管理対象)

カテゴリー検査免除枠計算単位説明
BSMI管理対象商品(一般)1点同一型式3点以上は個人使用検査免除の申請が必要です
スマートフォン / タブレット / ノートPC1点同一型番別途NCC通信認証が必要です
モバイルバッテリー / 充電器1点同一型式BSMIの厳格管理対象です
Bluetoothイヤホン / スマートウォッチ1-2点同一型式BSMI + NCCが必要です
家電(ドライヤー、コーヒーメーカーなど)1点同一型式電圧確認が必要です

「同一品目」はどう数える?

同一品目 = 「ブランド + 品目 + 規格」がすべて同じもの

例:Innisfree グリーンティーマスク 25ml × 12枚 vs Innisfree グリーンティーマスク 100ml × 12本 = 規格が異なるため別々に計算でき、合計24点を持ち込めます。

実際の計算例

例:Innisfreeを一度に転送する場合

  • グリーンティーマスク 25ml × 12枚 ✅ 枠内
  • グリーンティーマスク 100ml × 12本 ✅ 規格が異なり枠内
  • 火山泥マスク 25ml × 12枚 ✅ 品目が異なり枠内
  • 洗顔料 100ml × 12本 ✅ 品目が異なり枠内
合計:48点すべて枠内で、税関で止まりません

例:Innisfree同一商品の超過

  • グリーンティーマスク 25ml × 20枚 ❌ 8枚超過
対応:超過8枚は返送、または個人使用検査免除の申請が必要です

検査免除 ≠ 免税!違いを整理

観点検査免除枠免税枠(NT$2,000)
計算方法点数 / 重量金額(課税価格)
意味検査不要(TFDA / BSMI)関税 + 営業税の支払い不要
適用対象個人使用目的個人使用目的
超過時の結果返送 / 個人使用検査免除 / 商業申告全ロット課税(超過部分だけではありません)
4つの組み合わせ
  • 検査免除 + 免税:化粧品5点、総額NT$1,800(最適)
  • 検査免除、税金は必要:化粧品12点、総額NT$5,000(関税 + 5%営業税を支払う)
  • 検査が必要、免税:化粧品15点、総額NT$1,800(超過分は返送または申請)
  • 検査が必要、税金も必要:化粧品20点、総額NT$8,000(最も複雑で、個人使用検査免除 + 納税が必要)

実例で見る5つの計算例

例1:韓国 Olive Youngでまとめ買い

商品:Anua桃セラム 5本 + Beauty of Joseon日焼け止め 8本 + Medihealマスク 12枚

  • Anua 5本 ≤ 12点 ✅
  • Beauty of Joseon 8本 ≤ 12点 ✅
  • Mediheal 12枚 = 12点 ✅(ちょうど上限)
✅ すべて検査免除。総額がNT$2,000未満なら免税にもなります

例2:米国 Costcoの健康食品を大量転送

商品:Kirklandグルコサミン 12本 + GNC魚油 24本 + NordicビタミンD 6本

  • Kirklandグルコサミン 12本 ≤ 36本 ✅
  • GNC魚油 24本 ≤ 36本 ✅
  • NordicビタミンD 6本 ≤ 36本 ✅
✅ すべて検査免除(ブランドが異なる = 品目が異なる)。ただし総額がNT$2,000を超える場合は税金が必要です

例3:日本ドラッグストア代理購入(同一健康食品の超過)

商品:明治コラーゲン 50袋(1袋30g)

  • 50袋 > 36本 ❌ 14袋超過
⚠️ 超過時の対応:① 個人使用検査免除を申請(5-7営業日)② 14袋を返送 ③ 2回に分けて転送(毎回30袋)

例4:フランス赤ワイン1本

商品:フランス Bordeaux赤ワイン 750ml × 1本

  • 0.75リットル ≤ 1リットル ✅
✅ 枠内です。ただし関税 + たばこ酒税 + 営業税は必要です(酒類にNT$2,000免税はありません)

例5:3Cを大量転送(商業扱い)

商品:Apple AirPods Pro × 5セット(同一型式)

  • 同一型式5セット > 1-2点 ❌ 商業と見なされます
❌ 税関が商業輸入と判断し、BSMI認証 + TFDA登録が必要です。推奨:① 個人使用は1-2セットまで ② 大量の場合は商業輸入の正式手続きへ切り替える

枠を超えたらどうする?

対応方法は3つあります。

方法1:「個人使用検査免除」を申請する

BSMI / TFDAへ「個人使用検査免除」を申請します。審査は5-7営業日、費用はNT$0-500です。適しているケース:超過が30%以内、本当に自分用、理由説明ができる場合。

方法2:超過分を返送する

税関が超過分を返送し、枠内分は通関できます。返送料はお客様負担です(NT$300-1,500/件)。適しているケース:超過が少なく、大半の商品を急いで受け取りたい場合。

方法3:商業輸入として進める

会社・商号 + TFDA登録 / BSMI認証 + 商業通関が必要です。適しているケース:店舗仕入れ、大量かつ定期的な輸入。詳しくは店舗仕入れ完全ガイドをご覧ください。

個人使用 vs 商業輸入の境界

税関が総合判断する5大指標
  1. 点数:同一型式1-3点 = 個人使用、5点以上 = 商業
  2. 頻度:年1-3回 = 個人使用、同類で6回以上 = 管理対象
  3. 金額:1ロットNT$10,000以下 = 個人使用寄り、NT$50,000以上 = 商業
  4. 商業包装:外箱単位、インボイス付き、タグ付き = 商業の兆候
  5. 申告用途:「自用」と記載すると通関率が高く、「販売」と記載すると商業手続き必須

検査免除枠 よくある質問

Q1. 「12点」とは12個ですか、12本ですか?
独立した小売単位12点です。例:マスク12枚(1枚を1単位)、美容液12本(1本を1単位)、口紅12本。12セットではありません。ギフトボックスの場合、箱内の各独立商品をそれぞれ計算します。
Q2. 「同一人物同一品目」はどう判定しますか?
「同一人物」= 同じ受取人(お客様のEZWayアカウント)。「同一品目」= 同一ブランド + 同一品目 + 同一規格。例:お客様と配偶者がそれぞれ魚油36本を注文 = 別人として、それぞれ36本の枠を利用できます。ただしEZWay登録情報は真実である必要があり(同じ身分証)、名義貸しは違法です。
Q3. 1年に同類商品を何回まで転送できますか?
絶対的な回数はありませんが、一般的には1年以内に同類商品を6回超えて輸入すると、税関から「商業輸入の疑い」と見なされ、以後のロットで免税枠が取り消され、全量課税される可能性があります。少量を複数回の個人使用ならOKですが、大量の同一商品は課税または商業輸入が必要です。
Q4. 検査免除枠は「ブランドを変えれば」使い分けできますか?
明文化された切り替え制度はありませんが、実質的には合算を避けられます。例:GNC魚油36本 + Now Foods魚油36本 + Costco魚油36本 = 魚油108本。品類はいずれも「魚油」ですが、ブランドが異なるため(品目が異なる)、それぞれ36本の枠を利用できます。ただし税関はなお「商業意図」と判断する可能性があるため、分割転送をおすすめします。
Q5. 旅行者として手荷物で持ち込む方が得ですか?
商品タイプによります。旅行者の携帯品免除枠は転送と異なります。① 旅行者は酒1リットル + たばこ200本が免税 ② 化粧品 / 健康食品は転送と同じ枠(12点 / 36本)③ ただし旅行者には「手荷物重量制限」(多くは23-30kg)があります。よく海外へ行く方は、旅行者持ち込み + 転送分割を組み合わせるのが有効です。
Q6. 個人使用検査免除の申請にはどのくらいかかりますか?
商品カテゴリーによります。① BSMI個人使用検査免除(電子製品)は約5-7営業日 ② TFDA個人使用申請(化粧品 / 健康食品)は約7-14営業日 ③ 漢方薬材の個人使用は14-21営業日 ④ 書類が揃っていれば短縮できる場合があります。費用はNT$0-500です。待機中、商品は税関で保管され、1日NT$50-100の倉庫費が発生します。

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